札幌市の小学生の人数 1学年 約15,000人 に対して、札幌市の私立中学校 1学年 約900人であり約6%しかいません。札幌の中学受験はごく一部という状況は長年変化していません。
札幌市の私立中学
※立命館慶祥、札幌日大は札幌市ではないですが含めています。
学校名 | 生徒数 | |||||
1学年 | 2学年 | 3学年 | 合計 | |||
男 | 女 | 計 | ||||
立命館慶祥 | 187 | 189 | 189 | 279 | 286 | 565 |
北嶺 | 129 | 131 | 126 | 386 | – | 386 |
道教大 附属札幌 | 108 | 114 | 114 | 163 | 173 | 336 |
札幌日大 | 97 | 94 | 101 | 186 | 106 | 292 |
藤女子 | 85 | 99 | 95 | – | 279 | 279 |
札幌大谷 | 75 | 85 | 95 | 158 | 97 | 255 |
札幌光星 | 87 | 90 | 70 | 143 | 104 | 247 |
北星女子 | 67 | 75 | 92 | – | 234 | 234 |
星槎もみじ | 58 | 46 | 64 | 110 | 58 | 168 |
893 | 923 | 946 | 1,425 | 1,337 | 2,762 |
札幌の私立中学の進学実績(大学合格実績)
北大を超える東大・京大、医学部を目指すなら中学受験を考える必要があります。
・男子のトップ層は、北嶺か立命館慶祥SP。
・女子のトップ層は、立命館慶祥SP。
・立命館慶祥SPも北嶺も、札幌南高と比べて国公立医学部の現役合格者数は超えている。
・国公立医学部、北大を超える大学を目指すなら、立命館慶祥SP、北嶺、札幌南高。
北嶺の国公立医学部実績はもはや全国的に有名ですが、2025年の立命館慶祥SPの現役合格実績は北嶺を人数も質も大きく超える結果となりました。一方で、札幌南高は東大・京大に現役で30名弱輩出していますので、医学部にこだわらないで考えると、立命館慶祥SP、北嶺、札幌南は同じレベルとみなすことはできます。
コロナ禍以降、北海道のトップ層は、立命館慶祥SP、北嶺、札幌南の三つ巴になっていますが、2025年度の実績では立命館慶祥がトップで頭一つ出ている状況です。立命館慶祥がこのままトップをキープできるでしょうか。
【2025年度】国公立大学医学部医学科(現役生)
現役計 | 東大理三 | 北大医 | |
立命館慶祥 | 37 | 2 | 5 |
北嶺 | 29 | 0 | 1 |
札幌南高 | 23 | 1 | 5 |
札幌北高 | 18 | 0 | 4 |
札幌西高 | 3 | 0 | 0 |
結論(まとめ)
ここ10年で、札幌のトップ層は札幌南に行く1本の流れから、北嶺、立命館慶祥SP、札幌南の3つのルートに。直近では、立命館慶祥SPの実績が顕著であり勢いがある。
この状況を踏まえると、札幌において私立中学受験をする価値は十分にあると思います。
私自身は公立ルートですが、私立ルートをお勧めします。
コロナ以降は明らかに私立優位です。
私立が優位な理由は、私立の質の高い授業、先取り学習、貴重な外部体験ではないでしょうか。
とりわけ、貴重な外部体験が今後重要となってくると思っています。
AO入試化が進む中では、従来の学力に加えて、貴重な外部体験の有無がコンピテンシーとなってくるのは明白であり、これは私立に優位性があります。