近年の高校受験・大学受験では、学力試験の点数だけで合否が決まる時代が変わりつつあります。特にグローバル化が急速に進む中で、英語力を客観的に示す資格である 実用英語技能検定(英検) の価値は大きく高まっています。
この記事では、「英検は高校受験に必要である」として、その理由を分かりやすく解説します。英検の取得は受験対策に役立つだけでなく、高校受験後の高校生活・大学受験・将来のキャリアまでつながる、まさに「未来を切り拓くツール」となります。
- 中学卒業までに → 英検準2級を目標に!
英検は高校受験だけでなく、その後の高校生活で大きなアドバンテージになります。札幌南・北なら英検2級、西・東・旭丘なら英検準2級プラス、それ以外なら英検準2級・英検3級を目指して取り組みましょう。ちなみに大阪の公立トップ高の北野高校合格者の97%は英検2級、準1級も11%もいます。
私の教えた生徒では、アルファベットがままならなかった子が、わずか1年半で英検2級まで合格しました。英語上達にはきちんとした秘策があります。 - 高校入学後 → 英検2級・準1級を目指す!
大学受験に向けた確かな武器になります。北海道内の私立なら英検2級、MARCH、関関同立以上を目指すなら英検準1級を目指して取り組みましょう。北海道大学、慶應、早稲田を目指すなら英検準1級を取得しましょう。
英検の学習は、中学3年間という限られた時間の中で、受験という短期的な目標と、国際人としての成長という長期的な目標を同時に達成するための、最も効率的で強力なツールです。英検という強力な武器を手にして、自信を持って高校受験、そしてその先の未来へ進んでいきましょう。
高校入試での優遇措置がある
英検を持っていると、多くの私立高校入試(専願・単願)、公立高校の推薦入試で 加点されることや判定の優遇 を受けられます。
私立高校の専願・単願入試、公立高校の推薦入試では、英検を 英語の得点に換算 したり、総得点や面接点などに加点 したりすることが多く見られます。北海道の高校入試では、英検を加点するか否かの詳細を公開していない学校も少なくないですが、実際には加点しているケースをよく聞きます。
英検準2級以上を「出願条件」にしている高校もあります。また、英語の筆記試験がない入試方式でも、英検の級は「英語力」「学習意欲の高さ」 の証明として、面接や小論文でプラスに働きます。 特にボーダーラインの争いでは、英検の加点が合否を分ける決定打になることは少なくないです。
英語の“総合力”が身につく
英検が必要とされるのは、単なる受験テクニックではなく、使える英語力(4技能) を育てるためでもあります。英検は4技能をバランス良く評価しており、バランスよく英語力がつきます。
- 聞く(リスニング)
- 話す(スピーキング)→ 3級以上は面接あり
- 読む(リーディング)
- 書く(ライティング)
面接では、質問を理解し、自分の考えを伝える力が養われ、これは大学入試や将来のコミュニケーションに直結します。
高校の英語授業にスムーズに移行できる
高校の英語は中学より難易度が大幅に上がります。
準2級(高校中級レベル)や2級(高校卒業レベル)を中学で取っておくと、高校入学後、授業の理解が圧倒的に楽になります。落ちこぼれてしまう可能性が高い数学など、他教科に使える時間が増えるので圧倒的に有利です。英検で先に基礎を固めておくことが、高校入試後の戦略にもつながります。
大学受験・将来まで続く強力な武器
中学で取った英検は高校で終わりではなく、大学受験・就職活動にもそのまま使える資格 です。
①大学入試で英検を利用できる
北海道における高校受験と異なり、多くの私立大学では英検を外部試験として採用しています。
- 英語試験が 免除・満点扱い になる大学も多数
- 推薦入試では2級や準1級が高く評価される
- AO入試、自己推薦入試の出願条件になる大学もある(英検2級・準1級を取得していないと出願できない)
- 大学の単位認定にも使われる(英検準1級以上で履修せず単位認定など)
海外留学・就職活動・海外派遣に有利
- 就職活動で資格欄に記載できる
- 英語力は企業の採用・昇進で重視されやすい
- 英検はCEFR(国際基準)と対応しており、客観的な能力証明になる
- 留学・海外勤務・外資系企業への就職にも有利
まとめ
英検は一生もののスキルにつながる資格です
- 高校入試で確実に有利(内申点・加点・判定優位)
- 高校以降で必要になる本格的な英語力が身につく
- 大学受験・就職・就職後にまでつながる長期的な価値がある
上位校を目指すなら、英検準2級や2級は“標準”と言っても良いレベルです。
英検は、中学の3年間で「高校合格」「国際的に通用する英語力」この2つを同時に達成できる、最も効率的なツールです。
