北海道の高校受験は、私立高校入試と公立高校入試が複雑に絡み合いながら進行します。
特に、公立高校入試においては、北海道教育委員会が倍率を4回に分けて公表するという全国的にも特徴的な仕組みがあります。この日程を事前に把握しておくことで余裕をもって対応し、どう行動するかが合否を左右すると言っても過言ではありません。
札幌市内の主な公立高校の倍率推移・出願者数は→こちら
【前年一次出願比】1月26日21:00修正
・トップ高→前年高倍率の東高が大幅減。前年低倍率の北高やや増加。
・上位高→各校概ね横ばい。旭丘・国際情報は引き続き高倍率。
・中堅高→前年高倍率の平岸は減少。啓成(普通)は減少。
本記事では、2026年度(令和8年度)入試に向けて、今後の重要日程を時系列で整理するとともに、それぞれのタイミングで受験生・保護者が意識すべきポイントについて詳しく解説します。
■ 1月中旬:私立高校の推薦入試・専願入試
北海道の高校受験は、1月の私立高校入試から実質的にスタートします。
・私立高校 推薦入試・専願入試
1月17日(土)または1月24日(土)
私立高校の推薦入試は、多くの学校で1月中旬から下旬にかけて実施されます。推薦入試・専願入試は、学力試験だけでなく内申点や面接、小論文などを総合的に評価する方式が多く、比較的合格しやすい入試として位置づけられています。
私立高校無償化により、例年と比べて、私立上位・中堅校では推薦・専願入試の人数が増えている模様。
・公立高校 一般入試 願書提出
1月19日(月)〜1月22日(木)
【第1回】公立高校倍率発表
1月26日(月)10:00(北海道教育委員会HP)
https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/gks/
この第1回倍率発表は、出願変更を検討する生徒にとって最も重要なデータです。
この時点で公立高校に出願した全体像が初めて見えてきます。この倍率はあくまで「途中経過」であり、ここから出願変更が始まり、倍率は動いていきます。
「倍率が昨年より下がったから安全」「上がったから危険」と短絡的に判断するのではなく、自分の学力位置と学校の募集状況を冷静に見極めることが重要です。特に、今年度は私立高校無償化の影響もあり、倍率だけでは全く判断し難い状況です。
出願変更期間
1月27日(火)〜2月2日(月)
ただし、中学校で出願変更期間を定めており、早めに変更手続きすることを促されます。
【第2回】公立高校倍率発表
1月29日(木)16:30 各高等学校にて掲示
深夜までに北海道教育委員会HPに掲載
第1回倍率発表後、出願変更が進んだ結果が反映されるのが第2回倍率です。
ただし、まだ出願変更期間は続いており、ここでの倍率も最終的なものではありません。
・公立高校 推薦入試
2月10日(火)→内定通知2月18日(水)
公立高校の推薦入試は、一般入試とは別枠で行われます。推薦入試の結果は、その後の倍率計算に大きな影響を与えます。
【第3回】公立高校倍率発表
2月12日(木)10:00(北海道教育委員会HP)
第3回倍率発表は、出願変更後の倍率として公表されます。この時点の倍率は、一般入試を受験する多くの生徒にとって、実質的な判断材料となります。
ただし、ここで注意すべきなのは、推薦入試の結果がまだ完全には反映されていないという点です。
■ 私立高校 一般入試
・私立高校 一般入試 A日程
2月13日(金)、2月14日(土)
・私立高校 一般入試 B日程
2月17日(火)、2月18日(水)
私立高校の一般入試はA日程・B日程に分かれて実施されます。公立高校との併願が多い北海道では、この私立一般入試が公立受験の“保険”としての役割を果たします。今年度は例年と異なり、私立高校無償化の影響が読みきれませんので、私立を併願校として考えている場合でもA日程・B日程の両方で受験しておくことが賢明です。
【第4回・最終】 公立高校倍率発表
3月2日(月)11:00(北海道教育委員会HP)
第4回倍率発表が、最終倍率です。
この倍率は、
- 推薦入試の合格内定者数を募集人員から差し引いた人数
- 推薦入試で不合格となり、一般入試へ再出願した生徒数
これらをすべて反映して計算されます。
特に、推薦受検生の多い高校では、第3回倍率から第4回倍率にかけて大きく変動することがあります。「第3回では低倍率だったのに、最終的に倍率が上がった」というケースも毎年見られます。
公立高校入試
3月4日(水)、面接がある学校は5日(木)に面接
合格発表:3月17日(火)
まとめ
北海道の高校受験では、「いつ、何があるのか」を事前に把握しておくことが極めて重要です。これらを理解した上で、余裕をもって行動することが、後悔のない受験につながります。
2026年度入試においても、倍率の数字だけに振り回されるのではなく、冷静な情報整理と戦略的な判断、私立受験が求められる一年となるでしょう。

